数学の点数が上がらない、数学に苦手意識があるという方は、自分に合った教材を選べていない可能性があります。中学生の数学は、小学生の算数から科目名が変わり、苦手意識につながる人も少なくありません。また、高校の数学は授業の進む速さが一気に早まり授業についていけないという人も多くいます。
そこで今回は、目的別に中学校・高校の数学における教材選びのポイントをご紹介します。
1.中学生向け数学教材の選び方
まずは、中学生向けの数学教材の選び方をご紹介します。効率よく点数アップに繋げるためには、目的に合った教材を選ぶことが大切です。
1-1.定期テストの点数を上げたい
高校の推薦入学などを狙っている人は、定期テストの点数がとても重要になってきます。定期テストで点数をアップさせるためには、やはり学校の授業で勉強したところをしっかりと復習することが大切です。学校から配布されているワークや問題集などの教材を使って、間違いがなくなるまで何度も繰り返して勉強しましょう。より高い点数を取りたいという方は、プラスアルファの教材を使って更に演習問題を解くのがおすすめです。その際は学校の教科書やワークと進度が同じ教材を選んでおくとよいでしょう。
数学に苦手意識がある方は、イラストや図、カラーなどが豊富に使われている教材を副教材として使うことで学校の学習をサポートしてくれます。
1-2.入試に合格したい
高校入試の点数をアップさせたいという場合には、まず志望校のレベルや必要な点数を明確にすることが大切です。3年間の数学の基礎があまりできていないという方は、全ての入試範囲をざっとおさらいできるような教材を一冊購入するのがよいでしょう。それを何度も繰り返し解くことで、ある程度の基礎を総復習することができます。
基礎が完成したら、より実践向けの問題集を教材として使用してください。基本の解き方が解説されていて、それを使って応用問題に取り組むというタイプの教材がよいでしょう。さらに余裕のある方は、入試に出やすい問題を集めた問題集に取り組むことでより受験の点数アップにつなげることが可能です。
1-3.数学の力を伸ばしたい
数学が得意である、数学が好きでもっと勉強したいという方は、高校の内容を先取りして勉強したり、より難しい問題にチャレンジしたりするのもよいでしょう。とはいえ、高校の内容を先取りしてしまうと入試に影響が出てしまう可能性もあるので時期を見極めながら教材を選ぶことが大切です。高校数学が優しい言葉で解説してある教材などを選んで、楽しみながら学習を進めてみてください。
中学数学の範囲内でより難しい問題に取り組みたいという方は、難関私立の入試問題などに取り組んでみましょう。その際、自分で解けないような問題も少なくないため、解説がしっかりと丁寧に書かれているものを選ぶのがポイントです。
2.高校数学の教授
次に、高校数学の教材の選び方をご紹介します。高校生になるとグッと進度が速くなり、数学が苦手教科に変わってしまう人も少なくありません。大学受験を成功させるためにも、早いうちから適切な教材を使って学習を進めることが大切です。
2-1.基礎固めをしたい
数学の点数アップのためには基礎固めが欠かせません。ここでいう基礎というのは、教科書に載っている問題となります。問題を見て解き方がすぐに答えられるよう、繰り返し何度も勉強しましょう。また、数学に苦手意識があり教科書の問題に取り組むのが難しいという場合には、中学生レベルのおさらいをしつつ、優しい言葉で高校数学について解説してある教材を選ぶとよいでしょう。
その際、問題集・参考書は解説がしっかりある上で薄いものを選ぶのが大切です。なぜなら、数学の基礎固めのためには、同じ参考書を何度も繰り返し解くことが一番大切だからです。分厚い参考書を購入して一度しか解かないよりは、薄い参考書を購入して何度も書き直す方が効率よく力を付けることができます。
2-2.大学入学共通テスト対策がしたい
大学入学共通テストへの対策を行う場合には、解説や解法のパターンがしっかりと記載されている問題集を教材として使用しましょう。また、最近ではアプリや別添えのノートで解法を暗記できる参考書も増えています。
問題の難易度が、自分のレベルと志望校のレベルのちょうど中間ぐらいになる程度のものを選ぶことで、より効率よく実力をアップさせることができるでしょう。さらに、入試対策であれば過去問も重要な教材となります。数年分をやり込んで、パターンや傾向を押さえておきましょう。
2-3.より数学力を高めたい
一人で教材を使って勉強するだけでは物足りないという方におすすめなのが、オンライン授業や通信添削の利用です。オンライン授業では自宅に居ながらにして、分からないポイントだけをピンポイントで質問したり、苦手な単位にしぼって効率よく勉強したりすることが可能です。
また、通信添削では自分がどこで間違えているのかをわかりやすく解説してもらえるのがメリットといえるでしょう。自主学習用の教材だけでなく外部のサービスも賢く使用することで、よりモチベーションアップにも繋がります。
3.まとめ
今回は、数学教材の選び方のポイントについて、さまざまな目的別にご紹介しました。自分の数学の実力や目的に合わせて教材を選ぶことで、苦手意識を克服したり、点数をアップさせたりすることにつながります。最近ではアプリやオンラインなどを使用した教材も増えているので、是非自分に合ったものを選んでみてください。
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